インフルエンザの症状とワクチン

インフルエンザにかかってしまうと、タミフル以外に有効な治療法は無く、ごくまれではあるけれど、亡くなってしまう人もいるほど怖い感染症です。
症状としては、風邪と間違えてしまうことも多いですが、急に症状が進み、重いのが特徴です。

1918年のスペインインフルエンザでは、世界的に流行して、五千万人もの人間が亡くなったとされています。
現在は高病原性鳥インフルエンザが家畜を介して人間へと感染(H5N1亜型ウイルス)するようになっていて、これが人間同士でも感染するように変異するのではないかと警戒しています。
そうなると、世界的な流行が起こり、多くの人が亡くなることがよそうされ、各国対策を講じています。
日本でも、白鳥の餌付けを禁止している湖なども出てきました。
新型インフルエンザウィルスのワクチンの開発が急がれます。

副作用が問題化し、効き目も疑問視されたため1994年に任意接種へと変わったインフルエンザの予防接種ですが、最近は小児やお年寄りで注射するひとが多くなってきています。
0歳児の赤ちゃんには、接種は推奨されません。
インフルエンザのワクチン注射をすると、およそ二週間ほどで効果がでて、3ヶ月〜5ヶ月くらいもつとされています。
12月の上旬に受けるのがいいと言われます。二回接種する場合には、その4週間前に一回目を受けるのがベストですが、かかりつけのお医者さんに相談してください。

ワクチンは、つくるのに半年かかるので、その年に流行るだろうウィルス株を予想して、つくっています。
接種料金は、3000円から6000円ほどが一般的です。医療機関によって値段が違います。健康保険が適用されないため、費用が高めなんですね。

予防接種の副作用(副反応)

予防注射

 幼児や乳児の子供をお持ちの方は、予防接種でどんな副作用、副反応がでるのか特に気になると思います。

2007年度のインフルエンザワクチンの副作用の症例数が発表になっていますが、122症例190件です。推定使用量が2257万本。
ワクチンの副作用と疑われる死亡例報告は、毎年数人程度が報告されていますが、ほとんどは具体的にワクチンが原因だと確定できているわけではありません。
厚生労働省の発表によると、平成17年のインフルエンザによる死亡数は1819人とされています。

軽い副作用としては、10〜20%の人は注射した部位の腫れ、痛み、しびれなど、5〜10%の人は頭痛、関節痛、さむけ、疲労感、めまい、吐き気・嘔吐、発熱、下痢などが出ます。
これらは2、3日もすれば回復するものです。

ワクチンの製造過程では、鶏卵を使用するので、卵アレルギーのひどい方の場合には、アレルギー反応がでることもあるので注意です。
日本で使われるワクチンは、不活化ワクチンといって、死んだウィルスなので、これにより発症することはありません。
接種後の発熱なども、予防注射が原因で無い場合も考えられます。

チメロサールという水銀が含まれる物質がワクチンに入っているため、不安に感じる人もいるようですが、水俣病などの原因のメチル水銀ではなく、エチル水銀で、健康被害の報告もありません。
国立感染症研究所の感染症情報センターのサイトには、インフルエンザだけでなく、さまざまな感染症についてとても詳しく載っています。

手洗い、うがい、人ごみではマスクをつけるなど、普段から感染予防の対策をとりましょう。