今年のインフルエンザは腹痛だ、嘔吐だなどと言われたりしますが、症状に違いがあるのはどういうことでしょうか。幼児の場合にはインフルエンザ脳症などの合併症の危険もありますので、子供をお持ちの方は特に注意が必要です。
インフルエンザの症状といっても、どのタイプの型に感染するかで、重さが違ってきます。
インフルエンザは、毎年12月から、3月頃まで流行るウィルス性の病気です。
インフルエンザウィルスが原因で発病するため、ウィルスの活動しやすい湿度の低い冬に流行るのです。
2007年〜2008年の冬には、Aソ連型インフルエンザが小規模ながら流行しました。
ABCとあるウィルスですが、毎年流行るのはA型、B型です。世界的な流行を起こすのは、突然変異を起こしやすいA型で、スペイン風邪、アジア風邪などもそうでした。
B型は、A型とよく似ていますが、変異しにくく、種類もあまり多くありません。
そのため、一般的にA型のウィルスの方が、症状が重いと言われ、A型が流行っている年には、とくに注意が必要です。
普通の風邪と違い、症状は急激に進みます。三日間以内の潜伏期間を経て、発病、38度〜40度くらいの高熱になることが多いです。
寒気、頭痛、筋肉・関節の痛みなど、症状は全身に及びます。
風邪のように、のどの痛みや、鼻水なども。腹痛や吐き気、下痢などの消化器官へ症状がでることもあります。
体力があれば、一週間ほどで、回復に向かう場合がほとんどです。
風邪の症状と似ていますが、鼻やのどなどよりも、全身の症状、寒気や発熱、頭痛、関節痛などが強く、急激にでるのが特徴です。
鼻水がでるな、なんて思ってるうちに、段々と熱が上がってくるような状況であれば、普通の風邪の可能性の方が高いでしょう。
C型は構造が大きく違い、主に小さい子供に感染します。症状としては、鼻かぜと言った感じで、一年中発生します。ほとんどの人が子供の頃に感染し、免疫がつくられるため、あとは一生感染しないのが普通です。
あ、その咳、そのくしゃみ〜咳エチケットしてますか?〜というスローガンのもとに、都道府県等はインフルエンザの対策に取り組んでいくと、厚生労働省が発表しています。
具体的には、予防ポスターの作成、Q&A冊子の配布、ワクチンの確保などですが、「咳エチケット」の普及啓発というのが興味ありますね。
確かに満員電車などの人ごみの中でも、マスクをつけずにゴホゴホと咳をしている人を見かけます。
近くにそんな人が居たら、なるべく息をしないようにはするのですが、気休めですよね…。
エチケットを守らない人が居る以上、自分が風邪などを引いていなくてもマスクをしたり、のど飴をなめたりといった予防法を心がける必要がありそうです。
急性壊死性脳症、ライ症候群、HSE症候群などのインフルエンザ脳症が合併症としてあります。
急性壊死性脳症は、A香港型(A型インフルエンザ)に多いと言われ、ライ症候群はB型インフルエンザが原因のことが多いと言われています。
どちらも小児が発症する症候で、小児は高熱時に幻覚などが見えて、異常な行動をとることがあり、それがインフルエンザ脳症の初期の症状であると言われます。
また、異常行動はインフルエンザの治療薬である、オセルタミビル(タミフルとしておなじみ)の副作用であると言う人も居ます。
タミフルは、A、B型のインフルエンザウィルスに効果があります。
インフルエンザの治療法としては、タミフルなどの抗ウイルス薬の投与と、安静が第一です。
タミフルは二日以内に投与すると、効果が高いため、急激に高熱になったら、できるだけ早く病院へ行きましょう。
肺炎も起こす可能性があります。
※2008年12月17日、全国的な流行が始まったことが国立感染症研究所のまとめで分かりました。
昨年に次ぐ二番目の早さで、A香港型が約5割でもっとも多いとのことですが、まだ今後どの型のウィルスが流行るかはっきりしていません。