鳥インフルエンザの症状は、普通のインフルエンザウィルスに似ていますが、高病原性のウィルスが人に感染した場合、死亡率はとても高いです。通常の予防接種のワクチンでは、予防効果は期待できません。
鳥インフルエンザウィルスが、人に感染した場合の症状を見ていきます。
まず、トリインフルエンザとは、文字通り鳥類のインフルエンザで、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きるもののことです。
養鶏場などで、鶏等に感染して、とても高い病原性のものを、高病原性鳥インフルエンザと言って、H5N1亜型ウイルスでは、人間への感染も報告されているため、高病原性鳥インフルエンザウィルスと、ヒトインフルエンザウィルスが混ざり合うことで、人間から人間へと感染能力を持つウィルスが発生するのではないかと、世界中か注意しています。
そうなると、新型のインフルエンザが、世界的に流行する(パンデミック)可能性があると言われているのです。
新型なので、予防接種で使うワクチンの備蓄もなければ、当然注射することもできません…。
現在、鶏肉や鶏卵を食べても、感染しないと言われ、その感染例もごく少ないものですが、病原性は高いです。感染経路は、
ヒトのウィルスと遺伝子交雑で新型が生まれた場合は、毒性が減少すると言われていますが、交雑しないで、H5N1が突然変異して、人から人へ感染するようになった場合は、強い毒性を保ったままだろうと言われます…。

現在の高病原性鳥インフルエンザが人に感染した場合の症状は、通常のものと同じように、発熱や頭痛、嘔吐、咳などの呼吸器の症状や、全身の倦怠感などが主な症状だと考えられています。
死亡の直接の原因としては、肺炎が多いです。これまで感染者の5割以上の人が亡くなっています。
抵抗力が高いはずの若い人ほど、致死率が7割以上となっているのも特徴です。
10代〜30代の致死率が特に高いのです。
これは、サイトカンという活性因子が、防御反応で体内に大量につくられ、気道閉塞や多臓器不全を引き起こしてしまうためです。
若くて元気で健康な人の方が、このサイトカインを過剰産生(サイトカイン・ストーム)してしまい、死亡原因となるのです。
アレルギー反応と似た仕組みだと思ってください。
鶏やウズラなどの症状としては、元気がなくなり、産卵率が低下したり、神経症状がでて、下痢になったりしますが、症状が出る間もなく死亡することもあります。そこでの死亡率が100%に達することもあるのです…。
アヒルやカモなどでは、感染しても発病することはまず無いといわれます。
海外では、鳥用のワクチンが作られていますが、ワクチンは発病を防ぐだけで、ウィルスの感染経路を断つことにはならないので、日本では殺処分されています。