感染してしまったら…。

ミュータンス菌を子供に移さないようにスプーンを別々のものを使うように気をつけたり、口を触らせないようにしたりと気をつけても、感染源は母親だけとは限りません。
あまり神経質にならず、まずは感染予防のページで書いたとおり、自分のミュータンス菌を減らすことに集中しましょう。

お母さんの口の中には、ミュータンス菌だけでなく、それら悪玉菌を退治する乳酸菌などに代表される善玉菌も多く存在しています。
それらを赤ちゃんに移すことは、実は大事なことでもあるのです。

まず、自分の口内環境を整えるのが大事と言うことです。

感染してしまった赤ちゃんは、フッ素の歯磨き粉で一日二回歯磨きをしましょう。歯医者さんに行けば、フッ素を塗ってくれます。子供用のキシリトールのタブレットもあります。これは感染していない子供でも、もちろん虫歯予防になります。

キシリトールが虫歯の予防になると言われるのは、糖類とちがって、虫歯菌がキシリトールからは酸を作れないためです。
フィンランドで行われた実験などで、虫歯の予防効果があることが証明されています。

また、乳酸菌には、歯周病菌を殺菌し、虫歯菌の増殖を抑える作用のあることが知られています。

3DS(ミュータンス菌の最新除菌方法)

子供の歯

最近では、ミュータンス菌を除菌、殺菌する技術も進んできています。
もっとも注目される最新技術が、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)、3DSです。
薬の効力を最大限に引き出すために考えられた薬剤投与方法といえます。
簡単に言うと、虫歯菌は、バイオフィルムという、バリアをはって、薬から身を守っています。このバリアを分解したあとに、歯だけを抗菌剤で除菌・殺菌するというものです。

研磨剤、器械などで、物理的にバイオフィルムを取り除きます。そして自分の歯型でつくった専用のトレー(ドラッグ・リテーナー)に薬剤を入れて、歯だけを殺菌処理します。
その後は、一週間ホームケア用薬剤ジェルでケアします。

3DSの効果は、半年から、一年持つこともあるそうです。

この3DSが、これからの虫歯予防の常識へとなっていくことでしょう。

紫外線とオゾンによって、歯ブラシを除菌する乾電池式 歯ブラシ除菌箱「ミュークリーン」AXT-460なるものもあります。
気をつけて歯磨きをする人でも、歯ブラシの除菌については考えていなかったという人が多いと思います。
歯ブラシ除菌器としては、他にも携帯用の安価なものもあります。